このとき、私たちは興奮していました、
いつまでも、いつまでも続くイルカの群れとの戯れ、
私たちのちいさな船の周りを、
何百頭ものイルカたちが、泳ぎまわり、
遊んでくれとばかりに跳ねていました。
しかし、もう、日は傾き、
ガソリンはあと僅かしか残っていなかったのです。
私たちは、別れを惜しみつつ、
イルカの群れに別れを告げたのでした。
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